「移転の価値観」から変えていく 攻める街・福岡市で叶える 未来のオフィスの選び方

これまで、東京に本社を構える企業の本社機能移転や支店の設置といえば、商圏人口や商圏規模で出店先を選ぶのが定石でした。

オフィスコンサルティングを行う側も、賃料や坪数、交通の利便性、ビルのスペックなど、ごく一般的な条件を「点」で積み重ねるノーマルな手法での差別化しか行ってこなかったのです。

しかし、「街に力があれば、オフィスの選び方も自ずと変わる」と語るのは、当社福岡支店長の西村。

既成観念のあるオフィス移転から、企業が実現したい未来で選ぶ街づくりへ。攻めの行政で街を変革する福岡市で、新しい挑戦をスタートさせた福岡支店長にインタビューしました。

福岡への進出を契機に、新たなビジネスモデルを生み出したい

当社福岡支店長 西村

――福岡市は、以前から企業誘致に積極的な印象ですね。

本社機能・成長分野の立地企業年間50社を目標に掲げて、多くの企業誘致に成功しています。

福岡・天神の老朽化したビルを建替える「天神ビッグバン」、博多駅を中心とした都市機能の向上を図る「博多コネクティッド」などの大規模開発が進行中で、さらなるビジネス環境の充実が見込まれることも、拠点開設を検討する企業が多い要因の一つですね。

非常にアグレッシブで、可能性を感じる街です。

進行中の「天神ビッグバン」プロジェクト

――福岡支店があるのは、まさにその天神エリアだと聞きました。

天神は、東京で言うと渋谷の雰囲気に近い場所。才能ある若手や優秀なエンジニアの採用に意欲的な、勢いのあるIT系ベンチャー企業が特に集まるエリアの1つといわれています。

福岡市がIT・クリエイティブ系企業の誘致に積極的であることと、東京本社でずっとIT系のクライアントを担当してきたことの親和性もあり、福岡に拠点を出すことが決まった段階でエリアを天神にすることは決めていました。

IT企業の採用に有利な場所に拠点を設けることで、我々の強みが最も活かせると考えています。

福岡進出時の福岡支店外観。大規模再開発「天神ビッグバン」が進む天神エリアにある※現在は同エリアの福岡平和ビル5階

──自ら手を挙げて支店長に就任されたそうですが、理由を聞かせてください。

さらなる事業規模の拡大を図るタイミングだと思っていたんです。

ですから、会社が福岡に拠点を出すことを検討していると聞いたとき、会社にとっても、私にとっても千載一遇のチャンスだと思いました。

会社のターニングポイントにゼロベースで関われる機会は、そう何度もあるわけではないでしょう。会社と自分の成長のために、迷わずチャレンジしようと決めました。福岡のポテンシャルは以前から見聞きしていて、ここならオフィス仲介の枠組みを越えたビジネスモデルが描けるのではないかと思ったことも理由の一つです。

オフィス移転の体験価値そのものを変えてゆく

──福岡市で実現できる構想があるということですか?

そうですね。

せっかくなら、普通のオフィス仲介の既成概念を超えた「何か」をやりたいなと思っていて。ただのオフィス仲介なら、先行する同業他社を追随するだけで終わってしまうし、我々でなければならない必然性がありません。

我々にしか提供できない価値と、福岡が秘めているポテンシャルをかけ合わせて考えたとき、オフィス移転の体験価値自体から変えていけたら面白いと思ったんです。

この場所から、オフィス選びを変えていく

──確かに面白そうです。詳しく教えてください。

一般的に企業が拠点戦略を考える時の優先順位として多いのは、東京・大阪、次いで名古屋、福岡、札幌…といった順が多いと思います。もちろん、事業戦略や業種によって考え方が違うこともあると思いますが、傾向としてはいわゆる大都市圏から出店していくのが従来のセオリーです。

しかし、もし都市自体に強烈な魅力付けがなされる事によって、拠点開設の検討優先順位が変わったら面白いと思いませんか。アメリカのシリコンバレーのような場所がイメージに近いです。商圏の大きさ以外の要素で、企業の出店意欲を駆り立てる何かが作れたら、面白いと考えております。

企業が戦略的に国内を見たとき、ビジネスを生み出す場所として福岡がどこよりも魅力的である状態を作れたら、「福岡が熱いから」「福岡なら面白いビジネスができそうだから」といった動機で福岡に出店するという選択肢が生まれます。そこから、根本的なオフィス選びが変わっていくかもしれません。

街づくりや風土醸成の段階から我々が加わることで、ただ希望の物件を紹介するのではなく街を紹介する。そんなオフィス移転の新しい概念を生み出し、街も企業も働く人もみんなが幸せになれるような未来を作りたいと思っています。

「オフィス仲介の枠を超えて、自分たちにしかできない取り組みを模索したい」と語る西村

行政とも連携し、「福岡を次世代の働き方の発信源」に

――最後に、今後の展望を聞かせてください。

福岡市長をはじめ市の関係者の方々ともお話をしましたが、とてもエネルギッシュな方ばかりで、まさに「攻めの行政」だと感じました。面白いこと、未来につながりそうなことにどんどん取り組んでいて、街自体に高いポテンシャルを日々感じております。

今後も大規模開発が進み、街自体が進化し続ける福岡をオフィス仲介の領域を越えて支援して行きたいです。そして、「オフィス体験価値を変革することで、福岡を次世代の働き方の発信源にする」という福岡支店のビジョンを実現していきたいと思っています。

当社福岡支店のこれからに、ぜひご期待ください。

共に福岡支店の立ち上げを行う石塚(左)、西村(右)

お問い合わせ

取材・文:藤巻 史

この記事を書いた人

HATARABAコラム編集部

HATARABAコラム編集部によるコラムです。オフィス移転やオフィスづくりなど、『はたらく場所を、もっとよくする。』ためのお役立ち情報を発信しています。

一覧に戻る

お客様に
「最高のオフィス移転体験」を

オフィスのことでお困りごとがあれば、
お気軽にご相談ください。

採用情報

株式会社HATARABAでは「人は財なり」の考えのもと、会社は第一に社員の為にあると考えて創業されました。
努力できる社員が報われる会社であり、社員の夢を実現できる会社でありたい。
そんなHATARABAで、働いてみませんか?

採用サイトはこちら

お問い合わせ

お客様に最高のオフィス移転体験を
無料相談・お問い合わせなどお気軽にご相談ください。

03-5464-1315

平日 9:00〜18:00

              お問い合わせフォーム

×
ページの一番上へ