株式会社Cloud Linkは2017年に創業し、『一人でも多くの人により良いキャリアを』というミッションを掲げるIT専門の人材紹介会社。
自社内開発案件や完全オンラインサポート体制を強みに、求職者一人一人に合った最適なキャリアを実現させる手厚いサービスは転職者からも評価が高く、リクナビNEXT転職エージェントランキング「GOOD AGENT RANKING」で4年連続入賞を果たすほど。
創業から4年。迎えた5期目を第2創業期とし、さらなる飛躍を目指して行ったリブランディングと大規模なオフィス移転プロジェクト。マーケター兼広報担当の山本様にインタビューしました。(以下敬称略)
本記事は、当社が紹介するオフィスの在り方や働き方、オフィス移転の事例です。
求職者や企業との接点はオンライン。社内のコミュニケーションはオフライン
人材紹介会社としては珍しく、コロナ以前からオンラインが主流だったそうですね?
山本:当社はIT専門の人材紹介会社です。人材紹介会社としては珍しく、創業当時より一貫して求職者様側、企業様側の双方とオンラインで打合せを行っております。
求職者様の方はイメージしやすいかと思いますが、多くの方は仕事をしながら転職活動をしています。キャリアコンサルタントとの面談の度に弊社までお越しいただく、というのは時間的にもかなりご負担をおかけすることになってしまいます。単に求人が出ているお仕事をご紹介するだけではなく、求職者様の方のキャリアも見据えた最適なマッチングを目指すため、移動等の時間的・肉体的な負担の少ない形で、より密接にコンタクトを取れる方法として、オンラインをフル活用。また企業様側も同様に最適な人材をタイムリーにご紹介できるように、オンラインを導入しています。
確かにそうですね。調整だけで時間がかかってしまいますし、転職活動中だと、足を運ぶ事が増えるのはハードルが高いですよね。
山本:そうなんです。またオンラインでの面談ですと、問い合わせや質問に対してスピーディーに対応することが可能です。当社をご利用いただいた求職者様にも非常に嬉しいお言葉を頂くことが多いです。
また、社内では求職者様の専任アドバイザーと、企業担当のアドバイザーが密にコミュニケーションを取ることができるため、お互いのちょっとした疑問や、意向、不安に感じていることの払拭など、細やかな対応ができることも、オンラインオフラインの使い分けが最大限に生きていると思っています。
コロナ禍で多くの企業は働き方を変えなくてはいけませんでしたが、当社では従来通りのやり方で業務を遂行し、業績も順調に伸びています。
旧オフィスでの課題を払拭し、新オフィスは5倍の広さに。そして移転は盛大に、社員の記憶に残るイベントに!
移転の理由をお聞かせいただけますか?また旧オフィスでの課題も教えてください。
山本:一つはオフィスが手狭になったことがあげられます。おかげ様で業績も順調に成長していまして、従業員数も着々と増加しております。今後の採用計画を見据えると、旧オフィスよりも広いオフィスが必要でした。
また弊社は先ほどもお話させて頂いたようにオンラインでのサポート体制が主流ですので、個室を利用するシーンが多くあります。旧オフィスでは面談スペースが足りず、場所の譲り合いが起きたり、面談スペースがないため日時を変更せざるを得ない、なんてことも起きていましたので早急な課題解決が必要でした。
オフィスの移転を検討する上で、オフィスに求めたものは?また、移転にどのような意味合いを持たせたのでしょうか?
山本:ただ単に「狭くなったから引越しした」「面談スペースが足りないから増やした」という形でオフィスの移転が終わってしまうのではなく、今回の移転に当社として伝えたいメッセージや未来への想いを込めました。
全社一体となって既存事業の拡大、そして「第2創業期」として更なるステップアップを目指して、オフィスの移転プロジェクトを進めることにしました。
当社が考えるオフィスとは『会社と社員をつなぐ柱』であり、会社を彩り、重要な印象を決める複数の要素の一つであると認識しています。
オフィスという空間は、コミュニケーション機能や仕事を行う上での基礎となる社員同士の関係性に影響をあたえます。そして業務効率や生産性、アウトプットの質等を向上させることもできるはず、、そういう考えから大規模なオフィスの拡張移転を決めたのです。
コロナ禍で働き方ががらりと変わり、リモートワークを導入しオフィスの縮小や、オフィスを手放す企業も増えています。そのような時期にあえて、オフィスを5倍という思い切った拡大をしたのは、オフィスの意義を問われる現代だからこそ、オフィスを単なる仕事場とせず、「生活空間」のような快適性を持ち、モチベーションを引き出せる場としてのオフィスが、企業力を推進する条件の一つだと考えたからです。
人材育成、業務イノベーションに取り組める環境づくりは優秀な人材確保にもつながることです。「オフィス」は企業力に差をつける現代の大切なツールとして捉えています。
単に課題を解決するための移転ではなく、ブランディングに非常に重要なものとお考えなのですね。ちなみに、社員の方へはオフィスが完成するまで新オフィスの様子を秘密にしていたとお聞きしています。
山本:そうなんです。
今回のオフィス移転には会社として伝えたいメッセージ、未来への想いが込められています。社員一人一人にそのメッセージや想いを心に深く刻み込んでもらえるよう、記憶に残るような思い出を全社員で共有したくて、新オフィスの内装に関しては移転当日に初披露と記念パーティーの実施というスケジュールを実行すべく、計画を進めていました。
全社員、新しいオフィスへ移転することは知っているけどどんなオフィスで、どんな内装で、どんな雰囲気なのか、を全く知らないまま移転当日の朝を迎えて頂き、初お披露目。そしてその日の終業後に移転記念パーティーを行いました。
新オフィスのこだわり、社員の反応
特にこだわったポイントがあれば教えてください。
山本:エントランスです。ここはかなりこだわりました。解放感があって、暖かいイメージを出したく、丸みを帯びたフォルムの窓ガラスを使用しています。緩やかな曲線を描く枠と温かみのあるライトが、クラウドリンクの明るい未来を描いています。
エントランスは会社のイメージを左右する最重要な要素ですので妥協はせず、デザインにはとことんこだわりました。他ではなかなか見ないエントランスになったと思うので、実現できてよかったです。
素敵なエントランスですね!全面ガラス張りというのは確かに珍しいですね!課題だったオフィスの面談スペースなどはどのようになりましたか?
山本:個室ブースを複数設置したことにより、オンラインミーティング時や集中したい作業時に積極的に利用することが出来るようになりました。
以前のように空いているスペースを調整しなければいけない場面はなくなったので、より一層生産性を上げて業務に取り組むことができています。
また以前はなかった広めの会議室も3室設置しました。
一層コミュニケーションの促進、円滑にミーティングを進めることができるようになりましたし、またフリースペースはリフレッシュをする場として社員各々が上手く活用できているイメージです。
移転後、社員の皆さんの働き方の変化はいかがですか?
山本:各々このオフィスをうまく活用していると思います。私自身も移転してから快適に業務に取り組むことが出来ています。
会議や報告はオンラインでも成立しますが、オフィスでしか生まれないコミュニケーション、例えばふと最近の出来事や困っていることを話したり、そういった業務とは直接関わりのないところでのコミュニケーションからも仕事へのモチベーションやアイデアを得ることにつながると思っています。
オフィス全体がかなり広くなったので、解放感に溢れリフレッシュをしやすい環境になりました。綺麗なエントランスやフリースペースは社員の士気を上げてくれるパワースポットとなっています。
またオフィスで働くということは、当たり前ですが全社員で共同のスペースを共有するということです。最低限周りに思いやりを持った上で個々に快適に、そして自由に働くことができる環境作りを大切にしています。
社内の固定席はフラットにしています。役職がある方もフラットにすることで会話がしやすいように工夫しました。わざわざ聞くことではないかなと思うようなことも、話しかけやすい雰囲気になっています。
新オフィスでの新たなスタート。これからの展望をお聞かせください。
山本:コロナの流行により、オンラインでの対応は今では当たり前になりました。当たり前になってくると、これまでは普通だと思っていた過去の常識に違和感を感じるようになります。
現状を当たり前だと思わず、新しい時代に合わせた業務の効率化や、独創的なアイデアの創出を図り、従業員が生産性を高めて活躍できるようになればと思っています。
クラウドリンクでは個人の「○○を実現したい」「こうした方がいいのでは?」という意思を尊重し、必要な自己選択を重ねて経験を積んでいくことが出来ます。
まだまだ人材業界でトップを目指して邁進中。積極的に各ポジションの募集も行っています。多くの仲間たちと同じ方向を目指して進んでいくことのできる会社で有り続けたいです。
【企業情報】
会社名 : 株式会社Cloud Link
サービス内容: IT/Web/ゲーム業界専門特化 人材紹介
移転後坪数:95坪
従業員人数 : 14名(インタビュー時 )
企業URL :https://cloud-link.co.jp/corporate/
取材:2022年3月