株式会社mento

HRテック
100坪~300坪
25〜50人
拡張移転
設立5~10年

コーチング×AIで組織改革を牽引するmento
開発が進む三田エリアで成長フェーズを見据えた移転を実現

法人向けビジネスコーチングサービス・個人向けパーソナルコーチングサービスで、創業から着々と事業を拡大している株式会社mento。2026年1月には、77,000時間のコーチングで蓄積した知見を搭載したAIコーチが管理職の業務負荷を分担する新サービス「mento マネジメントAI」の提供も開始しました。

近年は法人の管理職向けコーチングを事業の柱に据え、事業基盤の確かさを示せるエリアへの移転を希望されていました。HATARABAでは、成長フェーズにある同社の今後を見据え、三田エリアで拡張性のある物件を紹介しました。

新オフィスは、成長フェーズを体現する「未完成」。柔軟な変更が可能な「余白のある空間」により、偶発的なコラボレーションを促進する場を目指しています。今回の移転プロジェクトについて、加藤さん、橋本さん、鈴木さんにお話をうかがいました。(以下、敬称略)

背景・課題

  • ・人数に対してスペースが不足し、動線などに問題があった
  • ・会議室が足りず、生産性に影響があった

ポイント

  • ・エンタープライズ向けサービスを強化する観点から東京寄りの立地を選択
  • ・コストパフォーマンスに優れた「広くて安価」なオフィスの提案

管理職の行動変容と生産性向上に貢献する、法人コーチングが主戦場

まずは、皆さんのふだんのお仕事と、移転プロジェクトにおける役割からお聞かせください。

株式会社mento 加藤さん

加藤

私はコーポレートを担当する立場で、経理・財務から総務まで幅広く見ています。オフィス移転においては、仲介業者さんの選定から内見、最終的な決定に至るまで、プロジェクトを推進しました。

株式会社mento 橋本さん

橋本

オフィスの管理・運用を含む総務業務、給与管理や福利厚生などの人事労務関連業務、オンボーディングなどを担当しています。

鈴木

会社のクリエイティブ全般を担当するディレクターです。移転においては、2024年に刷新したサービスブランドのコンセプトをどうビジュアルに落とし込むかを考える役割でした。

―なぜ、サービスブランドを刷新したのでしょう。

加藤

当社は、法人向けビジネスコーチングと、個人向けパーソナルコーチングを展開してきました。

特に近年、大手企業を中心にニーズが高まっているのが法人向けビジネスコーチングです。

現代の管理職の多くはプレイングマネージャーであり、自分の数字を追いながら部下の管理・育成も担わなければなりません。しかも、はたらき方や価値観が多様化し、ハラスメントリスクも複雑化するなか、コミュニケーションの難易度は上がりました。

経営層と現場の板挟みでモチベーションが低下したり、プレイヤーから抜け出せずに部下の成長を阻んだりする管理職が増えた結果、機能不全に陥ることを懸念した企業から引き合いが増えているのだと思います。

特に「働く人と組織の熱が失われていること」が解くべき課題であると考え、2024年にサービスブランドをアップデートしました。

鈴木

法人サービスブランドの新たなビジョンは、「この国の総労働熱量をあげる」です。

講師から受講者への一方的なティーチングで行われる従来の研修に対して、対話を通じて気づきを促し、主体性を引き出して長期的な成長につなげるのがコーチングです。マネジメント層が成長することで、部下のポテンシャルが最大限まで発揮されるようになり、組織全体のステップアップにつながる点もコーチングの良さですね。

経営と現場の狭間で疲弊する管理職の葛藤に寄り添い、本音を引き出すことで「労働への熱量」を上げる。そんな思いをこめたビジョンを反映するため、ロゴは心を示す「ハート」と熱量を示す「炎」をモチーフにし、キーメッセージである「心に灯を灯す」を表しています。

https://www.mento.jp/

移転で、名実ともに「渋谷のスタートアップ」からの脱却を図る

―新たな事業もスタートしたと聞きました。

加藤

これまでのコーチングで得た知見をもとに、チームマネジメントを支援する「マネジメントAI」をリリースしました。部下にはAIコーチが質問を投げかけ、対話を通じた内省を促してキャリアの自立を助けます。上司にはメンバーの変化やマネジメントの課題を確認できるウィークリーレポートが届き、マネジメントの負荷を軽減できる仕組みです。

今後はこの「AI×コーチング」により注力し、よりプロダクトカンパニーへの飛躍を図るフェーズだと考えています。

―では、経営フェーズの成長期への転換が移転の理由でしょうか。

加藤

そうですね。以前のオフィスが既にキャパオーバーで、物理的にも早期の移転が必要でした。

橋本

20人くらい収容できる広さだったんですが、週2日の出社日にメンバーが揃うと人が溢れてしまって。コミュニケーションの質やスピードを上げるために出社頻度をあげようという動きもあり、座席数だけでなく会議室不足も解決したい喫緊の課題でした。

―移転にあたって、どんな点を重視されましたか。

加藤

移転前のキャパシティ不足を解決しつつ、将来の拡張性も確保できることですね。

また、エンタープライズ事業に注力するにあたり、「渋谷のスタートアップ」のイメージからの脱却を図るために、信頼感や事業基盤の強固さを対外的に示せるエリアに移転したいと考えていました。

「任せたい」と思えたHATARABAに仲介を一任

HATARABAにご依頼いただいたきっかけを教えてください。

加藤

HATARABAさんの仲介でご移転した、株式会社ログラスさんからのご紹介です。

株式会社ログラス 移転事例

加藤

実は、2025年4月に実施した総額16億円の資金調達を機にたくさんの業者さんから引き合いがあり、HATARABAさんの前に数社とお付き合いしていたんですよ。ただ、色々な物件を紹介される中で、どれがいいのか迷ってしまい…。

そのような中、ログラスさんから「HATARABAさんが良かったよ」と聞いてご相談しました。

橋本

HATARABAさんからのご紹介は納得感があり、客観的かつ具体的なアドバイスばかりでした。ご一緒していると、新オフィスに対する自分たちの解像度も上がっていく感じがしましたよね。

加藤

一般的には1社に1人担当者がつくと思うのですが、HATARABAさんは基本的に2人で1組で、異なる角度から意見を言ってくれるのが新鮮でした。将来的な拡張を見据えての移転だったので、私たちより少し大きな規模の会社さんの具体的な事例を交えたアドバイスもありがたかったですね。

あとは、とにかくレスが早い!すぐに電話してくださるのもありがたかったです!そして、複数の仲介の方とやりとりするのが難しくなってきたため、途中でHATARABAさんだけにお願いすることにしました。

左)HATARABA西川 右)HATARABA須藤

HB西川

内見の帰りに、業者さんってどうやって選ぶのがいいんですかね、とストレートな質問をいただきましたよね(笑)。

率直に「任せたい」「付き合いたい」と思える会社を選ぶのがいいんじゃないですか、とお答えした記憶があります。それで僕らが選ばれなかったら、実力不足だということですから。

HB須藤

複数の業者さんとお付き合いすると、移転プロジェクトの負担が大きくなりますしね。僕らにお任せいただければ、1社で他の業者さんを圧倒するだけのコミットをします!とお伝えしました。

それから2日ほどして、「お任せします」とメッセージをいただいたんですよね。私たちを選んだ理由も書いてくださっていたのがうれしくて、メッセージをスクショして社内に共有しました(笑)。

橋本

私としては、移転後までしっかりサポートしてくれたことも、HATARABAさんを選んで良かったと思っている点のひとつです。

理念や価値観を社内外に発信する空間ブランディングを実行

最終的に、現在のオフィスへの移転を決めた理由を教えてください。

加藤

東京に近いエリアで、取引先からの信頼性や採用力の向上につながると考えたからです。ワンフロアで230坪ほどの広さに対してコストパフォーマンスが良かったことも決め手になりました。

新オフィスを設計するにあたり、どのような点にこだわりましたか。

鈴木

オフィスの設計について社内でミーティングをした際、代表の木村から「未完成」をテーマにしてほしいと話がありました。

私たちにとって、このオフィスは成長フェーズにおける通過点。時間が経つにつれて人も増えていくでしょうし、使い方を変えたくなる場所も出てくるでしょう。設計をおまかせしたパートナー企業にも、絵に描いたようなオフィスにはしたくないと説明し、余白のある空間づくりを意識しました。

―ブランドコンセプトはどのように表現されたのでしょう。

鈴木

私たちが並走する管理職の皆さんは、それぞれ色や質感、深さなどが異なる「葛藤」や「情熱」、「本音」を胸に秘めています。その一つひとつにアプローチしていく世界観を、デザインやマチエール(質感、素材感)を活かしたデザインで表現しました。

対話という古典的な手法で行うコーチングと、最先端のテクノロジーであるAIを組み合わせた事業の特徴を示すため、あえて手触り感を出してアナログな印象を残しているのもこだわりです。

―ありがとうございました。最後に、今後のオフィス活用について、展望をお聞かせください。

橋本

私にとってオフィスは、ラウンジのような存在です。リアルな場で自然と人が集まり、偶発的なコミュニケーションを通じてコラボレーションが生まれていく。そんな場所になることを期待しています。

加藤

フリースペースの活用方法は無限にありそうなので、社外との勉強会なども開催したいですね。移転を機に、社内のみならず社外とのつながりも深めていけたら理想的です。

鈴木

事業成長のフェーズやペインに応じて柔軟にレイアウトや設備を変更し、未完成のまま充実度を高めていきたいと思っています。自分たちの進化を実感できるオフィスになるといいですね。

会社概要

会社
株式会社mento
移転先
東京都港区三田3-9-11 日本生命三田ビル2階
設立
2018年2月
従業員数
32名(2025年11月時点)
移転後坪数
https://mento.co.jp/
サービスサイト
https://www.mento.jp/
取材
2026年2月

取材・文:藤巻史 撮影:竹井美砂子

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