オフィスはどうあるべきか、自社の課題をオフィスでどう解決できるのか、今すぐ取り入れることができるようなトピックから新たなオフィス戦略の構想まで、オフィスの在り方を考えるきっかけ作りやヒントにつながる「オフィスツアー」。
本記事は次世代の新しい働き方を体験できる、最新テクノロジーを導入したビットキーの「オフィスツアー」のイベントレポートです。(ツアー開催は2022年9月・10月)
ビットキーがオフィスを構えた理由とは?
2018年8月に創業したビットキー。創業から約3年、2021年9月にオフィスを移転しました。移転前はコワーキングスペースを利用していたというビットキーが何故、コロナ禍でもありながらオフィスを構える事を決断したのでしょうか?
創業から4年目を迎え、社員数が230名を超えるほどの急成長を続けるビットキー。移転前は急増する社員に対応し、席数を自在にコントロールできるコワーキングスペースを利用していました。しかし、事業の拡大に伴い社員数が増加。同一フロア内でありながら、他テナント企業を挟んだ形でオフィスが分断されていたため、職場そのものの理想的で円滑なコミュニケーション課題を抱えていました。
この課題を解決すべく、理想の職場環境作りを目指し、新オフィスを構えたのです。
ビットキーが考える次世代の新しい働き方とは?
ビットキーと言えば、ID連携・認証・権利処理のための基盤を強みとし、暮らしや働く場での課題を「つなげる」ことで解決する新進気鋭なベンチャー企業。
そんなビットキーが自社の技術を最大限に活用し、体現した「次世代の新しい働き方」とはいったいどういったものなのでしょうか。
ビットキーが目指したのは「社員の多様な働き方」と「ゲストの快適な来訪体験」の構築。そのため、これまではテナントの専有部にだけ導入するのが普通だったシステムをビルと一体で構築し、シームレスで新たなコミュニケーションの在り方を創造できるようになったのです。
ビットキーのオフィスツアーがスタート!
オフィスツアーではビットキーのオフィスを実際に体験してもらいました。
ビル内のセキュリティシステムとビットキーのシステムが連携することで、オフィスのエントランス階へ来客があった際も迎えに行くことなく会議室まで誘導できます。
日中はQRコード、時間帯によっては、エレベーターのボタンを押すために、社員がセキュリティカードをかざす必要があります。しかしゲストはQRコードを用いて、自動ドアを解錠したり、訪問先フロアのボタンを押したりすることも可能になっています。
エレベーターは必要な階にしか行けないようになっています。
ビットキーでは効率的な会議室運用を目指し、各会議室にカメラをつけ会議室利用状況のモリタニングを行っています。
これにより利用状況の悪い会議室や、課題が浮き彫りになり対策を講じることができます。
また、終了の10分前に合図を出す仕組みと、運用面で終了10分前には出る準備をするというルールを徹底することにより、次の会議がスムーズに行えるように工夫されていました。
この利用状況のリアルタイムな可視化という仕組みはフリースペースにも導入されていて、社員が今どこにどれくらいいるのかをモニターで確認することができます。
多くの企業で広く導入されているテレカンブースにもこだわりがありました。
高級感のあるテレカンブースには、個別の換気扇がついており、オフィス内と同じ温度、湿度を保ち快適に利用できます。ブース前に設置されたタッチパネルで空き状況が分かり、その場で顔認証後、予約をしてすぐに利用することができます。非常に利便性が高く、参加者の中には実際に触りながら後付けで導入が可能か、質問している方も。
様々なバックグラウンドを持つメンバーが一堂に集う執務エリアは、フリーアドレスを採用することで、チームや部門を超えた社内コミュニケーションの活性化を図っています。
感情に訴えかけるような鮮やかなカーテンが印象的。人が持つ感情や個性の広がり、感動を通じて心が揺れ動く瞬間を表したビットキーのサービス「experiencehub」から着想を得て設置したものだそう。
企業の歴史も学べる、歴代のプロダクトが並ぶ展示も。モノづくりの根幹を担う開発は工房と呼ばれるエリアで行われており、この工房の内の様子がわかるシームレスなつくりになっています。無意識下で開発と営業など社内の連携強化につながっています。
今回ご紹介したものはオフィスツアーのごく一部。参加された方からも具体的な質問や、自社の課題についての相談などが飛び交い、オフィスのDX化、これからの新しい働き方を考えるきっかけやヒントが見つかったのではないでしょうか。
当社ではオフィスツアーを定期開催しています。オフィスツア