株式会社タイミー

100坪~300坪
300人~
その他
拡張移転
設立5~10年

時間や時代に左右されず、ずっと親しまれ愛され続けるオフィス。地域性とアイデンティティを育むタイミーの支社オフィス

「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングするスキマバイトサービス「タイミー」を提供する株式会社タイミー。7箇所にオフィスを構える同社は、人員増加によるオフィス移転を繰り返してきました。

そんな中、北海道・中四国・九州の3支社で大規模なオフィス移転プロジェクトが同時進行で始動。そのうち、中四国支社移転のプロジェクトを株式会社HATARABAが全面的にサポートしました。

「ただ広いオフィスに移るだけでなく、従業員が愛着を持って働ける空間を作りたい」。新オフィスに込めたその想いを、中四国支社長の世良田さん、移転プロジェクトを担当した総務の有川さん、川端さんにうかがいました。(以下、敬称略)

背景・課題

  • 週5日出社への変更に伴い、座席数が不足。未来を見据えた座席数の確保が最大の課題に
  • 現地採用を強化するためにも、来社した方が「タイミーらしさ」や「豊かな働き方」を感じられる空間にする必要があった
  • セキュリティの強化を図る必要があった

ポイント

  • 拡張性と愛着を両立。「Timeless Timee」というオフィスコンセプトでタイミーのオフィススタンダードを確立
  • 地域への貢献と地元のつながりを持って欲しい気持ちからマルニ木工様の什器「HIROSHIMA」を採用
  • 搬入にワーカーを起用し、自社サービスを実践

事業成長と共に進化を続けたオフィス戦略

皆さんが今回のご移転で担われた役割を教えてください。

株式会社タイミー 中四国支社長 世良田さん

世良田さん

中四国支社長の世良田です。5年前に入社し、中四国支社の立ち上げから携わってきました。本日はよろしくお願いします。

株式会社タイミー 川端さん(左)、 有川さん(右)

有川

移転プロジェクトのPLを担当している有川です。本社と7つの支社を統括しており、今回の移転ではオフィスコンセプトの策定から設計・施工、引渡しまで、プロジェクト全体の統括管理を担当しました。

川端

総務の川端です。中四国支社の移転をメインで担当し、契約関連の手続きやビルと業者間の調整を行いました。今回の移転がオフィスファシリティとして初めての担当業務でした。そのほか、イベント企画運営・社内カルチャーの推進・コミュニケーション施策の企画運営・オペレーション業務を担当、幅広い業務を並行して担当しています。

HB西村・丹羽

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

これまでのオフィス移転の遍歴を教えていただけますか。

世良田さん

当社の事業は急速に成長しており、それに伴いオフィスも変化してきました。中四国支店の立ち上げは従業員2名で、小さなコワーキングスペースからスタートしました。その後、レンタルオフィスで個室を確保し、そこから徐々に広さを拡大していきました。現在は約30名のメンバーが働いています。

有川

弊社の働き方の変更に伴い、将来を見据えた十分な座席数の確保が必要となりました。そのため、オフィス契約の終了に合わせ北海道・中四国・九州支社の3拠点のオフィスを移転するプロジェクトが動きました。

HB丹羽

3ヶ月連続で順番にご移転されたいという要望をいただき、HATARABAが中四国支社のご移転をサポートさせていただくことになりました。

HB西村

タイトなスケジュールの中で、弊社から多岐にわたる物件をご提案させていただきましたが、みなさんの迅速なご判断とご協力があったからこそ、物件選定の焦点が定まり、円滑な物件決定とプロジェクトの滞りない推進が実現したと感じています。

オフィスコンセプト「Timeless Timee」に込めた想い

移転の背景や目的について教えていただけますか。

有川

大きく分けて3点あります。1つ目は座席数の確保です。特に大きな転換点となったのが、週3日出社から週5日出社へと働き方が変更になったことで、座席数の不足という課題が生じました。旧オフィスは20席程度しかなく、既に手狭になっていたんです。出張で来るメンバーが作業する場所もないほどで、未来を見据えた座席数の確保が最優先の課題でした。

川端

2つ目が、採用を強化するためです。オフィスは企業の働き方を象徴する場だと考えています。現地採用を強化するためにも、来社した方が「タイミーらしさ」や「豊かな働き方」を感じられる空間にする必要がありました。

3つ目が、セキュリティの強化です。ワンフロアの物件へ移転することで、より強固なセキュリティ体制を構築しました。

有川

これらの課題を解決し、当社のビジョンである「一人ひとりの時間を豊かに」を体現すること。また、「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」というミッションのもと、「はたらく」のインフラを支える従業員が、改めて働く場のあり方を解釈・構築することが、今回の移転の目的でした。

今回のご移転で最も重要視したこととオフィスのコンセプトについてお聞かせください 。

有川

最も重要視したことは「長く使い続けることができるオフィス」の構築です。ただ、「長く使える」というのは、単にシンプルでフレキシブルだけでは実現できないと考えています。そこで従業員が愛着を持てるような、居心地の良さと誇りに思えるしつらえを大切にしました。「拡張性」(フレキシブルさ)と「愛着」(居心地・アイデンティティ)の両立に重きを置いたバランスを重視しました。

川端

そこで掲げたオフィスコンセプトが「Timeless Timee」です。“時間や時代に左右されず、ずっと親しまれ愛され続けるオフィス”という意味を込めています。このコンセプトに合う場所を選定していきました。

HB西村

オフィスの機能性だけでなく、そこで働く方々への想いが込められているんですね。素敵なコンセプトです。

HB丹羽

完成したオフィスを拝見し、その想いがとてもよく伝わってきました。

(提供写真)

世良田

面積が旧オフィスの約4倍になり、窓も大きく開放感が感じられます。私たちは業務上オンラインでの商談が多く、個室ブースの数が増えたことで、商談の質が格段に上がることが期待されています。

川端

単におしゃれなだけでなく、従業員が愛着を育めるような工夫をしています。3拠点それぞれで地域性を表現する仕組みを取り入れています。オフィス全体は普遍的なトーンで統一していますが、その中に個性を生むために、地域で作られている什器を導入しました。
中四国支社の設計では、カフェカウンター、リフレッシュ席、オープンMTG席など、多様な種類のフリー席を配置し、自然なコミュニケーションやリフレッシュを促す場としての役割も持たせています。

有川

そして、コミュニティスペースには地元のマルニ木工様の「HIROSHIMA」アームチェアを採用しました。広島発のブランドでありながら世界的な評価を得ている什器です。実際に使っているメンバーからは、こだわりの什器に囲まれて落ち着いて働けるという声をもらっています。こうした什器を長く大切に使うことで、ここで働く従業員の帰属意識や愛着が深まっていくことを期待しています。

(提供写真)マルニ木工 「HIROSHIMA」アームチェア

移転作業にワーカーを起用。タイミーの目指す世界観を体験

今回のオフィス移転で、ワーカーさんを起用されたとか。

有川

電話ブースの搬入時に、ワーカーさんに搬入作業をお願いしました。

電話ブース

HB西村

直接募集を出されたのでしょうか。

川端

今回は、電話ブースの機材を購入した会社様に提案し、「タイミー」を通じてワーカーさんを募集していただいたんです。搬入当日は、とてもスムーズに作業を実施いただきました。

有川

オフィス移転や引っ越しの繁忙期は、どの業者さんも人手不足に困っていらっしゃるので、業者さんにも「タイミー」というサービスをご活用いただきながら、今後もオフィス移転を通じて、継続的にワーカーさんにも活躍していただける未来を描いていきたいです。

川端

私は「タイミーが自社サービスを最も活用している会社」を目指しています。今後、移転に限らずさまざまな場面でワーカーさんに活躍いただけるよう、積極的に募集を行っていきたいと考えています。

広島の中心地から地域と共に成長。タイミー中四国支社の次なる挑戦

(提供写真)働く人の憩いの場となる開放的な空間。コンセプト「Timeless Timee」を体現している

今後の展望や事業展開についてお聞かせください。

川端

私たちは「一人ひとりの時間を豊かに」というビジョンのもと、すべての人々が人生の可能性を広げられるような「はたらく」インフラを作ることを目指しています。事業を成長させていく上で、オフィスが果たす役割も益々大きくなると考えています。

有川

今回の3拠点の移転を機に、「Timeless Timee」というコンセプトでタイミーのオフィススタンダードを確立していきたいと考えています。実は今回が初めて、そのコンセプトがしっかり反映されたオフィスになりました。この新しいオフィスが、働く人たちが自然に集まって、部署の垣根を越えて会話が生まれる場所になってほしい。お互いの創造性を刺激しあえる、そんな空間を目指しています。

世良田

中四国支社は初めて拠点を構えてから来年で5周年。より地元に根付いた支社であるために、今年初の取り組みとして、日本三大酒処の一つ東広島市西条で行われる「酒まつり」に協賛しました。今後も「はたらくインフラ」となるべく、様々な地元との関わりを増やしていきたいと考えています。

最後に、HATARABAと営業担当へのご感想をお願いします。

川端

私はオフィスに関わる業務が初めてでしたので、何から手をつけていいのかもわからない状態でした。そんな中、お二人が本当に丁寧にサポートしてくださって。わからないことを何でも聞ける、そんな安心感のある関係を築いてくださったことに心から感謝しています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

HB丹羽

こちらこそありがとうございます。グレードアップした移転を実現したいというご要望をいただいていましたので、私たちも少しでも良い条件で魅力的な物件をご提案できるよう努めました。密にコミュニケーションを取らせていただき、スムーズに連携できたこと、私たちも大変感謝しております。引き続きよろしくお願いいたします。

HB西村

ありがとうございます。全く異なるエリアの3拠点を同時進行で移転するというのは、相当難易度の高いプロジェクトだと思います。だからこそ、できる限り無駄な手間を省いて、効率的に進められるよう常に意識していました。それでも相当大変だったはずなのに、スケジュール通りにやり遂げられたタイミーのみなさんの仕事ぶりには、私たち自身が本当に刺激を受けました。今回は誠にありがとうございました。

会社概要

会社名
株式会社タイミー 中四国支社
移転場所
広島県広島市中区紙屋町1-2-27
会社設立
2017年8月
従業員数(全社)
1,591名(うち正社員1,198名)[2025年10月時点]
移転後坪数
約140坪
企業URL
https://corp.timee.co.jp/
取材
2025年10月

取材・文:源 詩帆 撮影:隼田 駿

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