「あなたがあなたらしく生きるための、最高の準備を届けつづける。」をミッションに掲げ、寝具ブランド「NELL」の開発、販売を主な事業として手掛ける株式会社Morght。事業の成長に伴い、1年間で倍以上に従業員数が増えたことを受け、前回から短期間での移転となりました。本移転の物件提案、内装業者のご紹介を株式会社HATARABAが行っています。移転プロジェクトに携わられた大倉様、島崎様に、今回の移転プロジェクトについて伺いました。(以下敬称略)
背景・課題
- ・従業員数の増加に伴い、スペースが手狭に。前のオフィスでは1室しかなかった会議室を増やしたかった
- ・ショールーム機能を持たせていることもあり、ブランドイメージを守るため、前のオフィスと同じ表参道エリアでの移転にこだわりたかった
- ・長期にわたって腰を据えられるだけの規模の物件への移転を希望していた
ポイント
- ・前のオフィスから徒歩5分と近距離での移転を実現
- ・ショールーム用のスペースにゆとりを持たせることで、可変性を担保
- ・事業計画を見据え、最低でも5年間は過ごせるだけの広さ、会議室数を確保
従業員数の大幅な増加に伴い、移転を検討
皆様の業務内容、今回の移転で担われた役割についてお聞かせください。
大倉
コーポレートマネージャーとして労務・総務・情シスを担当しています。今回のオフィス移転プロジェクトにはプロジェクトリーダーとして関わりました。ただ、入社した2023年6月にはすでにこの物件への移転が決まっていたため、携わったのは内装の検討部分からとなります。
島崎
総務・法務・労務などを担当しています。入社したのは2023年7月で、8月から移転プロジェクトに関わりました。物件だけではなく、コンセプトも内装も大枠はすでに決まっている段階からの参加で、主に家具の選定や、移転後に従業員がどう動くのかをイメージしながら家具の配置を検討する役割を担いました。
これまでに移転に関わられた経験はおありだったのでしょうか。
大倉
過去に300人規模の会社で移転を経験したことはあります。ただ、そのときはリーダーではなく、情報システム側からメンバーの1人としての関わり方でした。
島崎
私も別会社で経験はありますが、リーダーに振られる仕事を担当する形で、主体的にプロジェクトを進める役割は担ったことはありません。ですので、大倉さんとまさに二人三脚の形で、侃々諤々の議論をしながら進めていきましたね。
お二人とも移転が決定してからの入社とのことですが、移転の経緯についてご存知の範囲でお聞かせください。
大倉
昨年に従業員数が10人から24人と大幅に増えたことで、スペース不足になったことが移転理由です。特に課題だったのは会議室不足ですね。前のオフィスには会議室が1部屋しかなく、自席やカフェでミーティングや1on1をやらざるを得ない状況になっていたため、会議室を増やす必要がありました。
前のオフィスと同じ表参道エリアでの移転を希望
物件選定はどのように進めていったのでしょうか。
HB島袋
物件や内装業者選びは代表の土井様、取締役の清水様とやりとりをさせていただいておりました。最終的にこの物件に決める際は非常にスピーディーだった印象があります。「ここしかないよね」という感じでした。
HB脇黒丸
渋谷、道玄坂エリアの物件も少しご覧いただきましたが、街の雰囲気的になしとなりましたね。その後、前のオフィスと同じ表参道エリアで必要な広さの物件ということで候補が自然としぼられ、こちらの物件をお選びいただきました。
表参道エリアにはどのような理由でこだわられていたのでしょうか。
大倉
表参道は、ブランドショップやセレクトショップなど、中価格帯から高価格帯の高品質ブランドを扱う店が多くある街です。弊社は本社オフィスに取引先に向けたショールーム機能を持たせているため、ブランドのイメージに合う街かどうかを重要視してきました。そのため、一度別のエリアも検討したものの、やはり表参道でという結論に達したのだと思います。
HB島袋
前のオフィスから徒歩5分という近距離での移転となりました。
広さに関しては、どのような希望がございましたか?
大倉
先ほど申し上げたように、ショールーム用のスペースも要するため、そちらも考えて広さを考える必要がありました。また、どこまでも人員を増やしていくのではなく、事業計画に対して必要な人員がある程度決まっている経営をしていることもあり、次のオフィスでは最低でも5年、長ければ15年20年と長期に渡り腰を据えることを前提とした物件選びを行っています。そのため、5年後の事業計画上の人数に耐えうる規模感の物件を希望しました。
HB島袋
ある程度の人数に達したあとは従業員が増え続けることはなく、一定の人数を保ちたいというお話がありました。事業計画を踏まえて250坪前後が良いだろうと試算し、見合う物件をご紹介いたしました。
コンセプトは「従業員が出社したくなるオフィス」
内装に関しては、どのようなこだわりがありますか?
大倉
前のオフィスも内装デザインにこだわって作られていたため、今回も高い期待値に応える必要がありました。コンセプトは「従業員が出社したくなるオフィス」です。基本はハイブリッドワークの会社ではありますが、会社に来たくなるオフィスにしたいと思い、内装を考えています。
HB脇黒丸
移転後、出社率はいかがですか?
島崎
前のオフィスのときよりも高まっています。リモートワーク中心だった方がオフィスに滞在する時間も増えていますね。「Morghtのオフィスじゃないと無理だと思うようになった」と言ってくれる従業員もいて、嬉しい限りです。
大倉
ショールームは会社の象徴となるため、入ってすぐの場所に配置。イベントにも使えるバーカウンターも設け、お客様からいただいたお酒類を並べられるようにしました。
大倉
もうひとつこだわったのは執務室の雰囲気ですね。以前より、弊社の執務室はTHEザ・オフィスといった雰囲気を出さず、リラックスできる空間づくりにこだわっていまして、今回も照明を蛍光灯ではなくダウンライトにするといった工夫をしています。
大倉
あとは会議室ですね。過去2、3カ月のミーティングデータから、今後従業員数が増えたときに必要な数を試算しました。来客用の会議室を4部屋、執務室内に1部屋、スタンディング式の個室会議室を2部屋と、前のオフィスから大幅に増えています。
島崎
さらに、執務室にファミレス席も用意することで、個室である必要のないミーティングを行える場所も設けています。家具は備品はすべて新たに購入したわけではなく、前のオフィスから引き続き使っているものもあります。
移転後の反響はいかがですか?
大倉
株主や取引先の方からお褒めの言葉をいただいています。移転パーティーも大いに盛り上がり、嬉しかったですね。
島崎
会議室の名前を1日の時間帯にし、それに合わせてロゴマークもアレンジしたんです。そこに気付いてくださる方が多く、「かわいいですね」と言っていただけるのが嬉しいですね。
オフィス活用のアイディアをひとつずつ反映させていきたい
今回の移転プロジェクトや、HATARABA営業担当者へのご感想をお寄せください。
大倉
私も島崎も入社して間もなく移転プロジェクトに関わったため、会社や経営陣の考え方の解像度が高くない状態でブランディングをオフィスに反映させていくのが難しかったですね。また、移転だけにリソースを割けるわけではないなか、PM会社など各関係者と調整をするのも大変でした。ただ、関係者には恵まれまして、みんなで移転を成功させようという一体感のあるいいプロジェクトになったと思っています。
HATARABAのお二人には、時間が限られていたなか、ほぼ遅延なく進行していただき感謝しています。また、1年半で移転となった前のオフィスの居抜き先探しにもご協力いただきました。物件選びだけではなく、トータルで支えていただいたと感じています。
島崎
移転プロジェクトに関して大変な部分はほぼ大倉が担当してくれていたため、私はのびのびと楽しく仕事をさせてもらえたと思っています。新オフィス稼働前日には、遅くまで残って家具の配置を二人で考えていたのですが、初日に出社してきた従業員たちの「わあっ!」と感激してくれている顔を見られて、その疲れも吹っ飛びましたね。
大倉が話した居抜きの件は、期日がかなりタイトななか、本当に親身に相談に乗っていただきました。レスポンスの速さにも助けられましたね。オフィス業界についての質問にも丁寧に応えていただき、感謝しています。
貴社の今後の展望、オフィス活用の可能性についてお聞かせください。
大倉
国内外でブランドの展開を進めていきます。また、現在はマットレスをメイン商品としていますが、商品領域を増やしていくことも視野に入れています。仕事・趣味を全力で楽しむ準備を提供したいという会社の思いは変わらず、これからも事業を成長させていきたいです。ショールームスペースにはまだゆとりがあり、別の商品ができたときには、ショールームを拡張できる余地があるんですよ。
パースを見ていた段階では思いつかなかったオフィス活用アイディアが、移転後に実際に過ごすなかで浮かぶようになりました。従業員からもいろいろなアイディアが上がってきています。今後は、そんなアイディアを一つひとつオフィスに反映させていきたいです。事業の成長と共に、このオフィスを完成させていきたいと思っています。
会社概要
- 会社名
- 株式会社Morght
- 移転先
- 東京都港区南青山3-1-34
3rd MINAMI AOYAMA 6F - 従業員数
- 24名(2024年5月時点)
- 移転後坪数
- 約250坪
- 企業URL
- https://morght.com/
- 取材
- 2024年5月