株式会社Luup

100坪~300坪
その他
設立5~10年

あえて選んだ「駅から距離のある」オフィス。会社のミッションを体現する物件選び&オフィスづくり

電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」でおなじみの株式会社Luup。執務室や会議室のキャパシティが不足し始めたことから、本社の移転プロジェクトを始動させました。新オフィスは五反田駅から徒歩約10分と、「駅近」ではないところにあります。株式会社HATARABAは、「あえて駅から遠いオフィスを」という希望条件に合致する物件をご提案いたしました。移転プロジェクトに携わった西宮さん、薬師寺さん、稼働後のオフィスのコミュニケーション施策に取り組む寺田さんにお話を伺いました。(以下、敬称略)

背景・課題

  • 組織拡大により執務室の座席、会議室が不足するようになった
  • 会社が目指す『街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる』を体現するオフィスを希望していた
  • オフィスビルにLUUPを置けるポートを設置したかった

ポイント

  • データを活用し、必要な座席数、会議室数を確保
  • 集中スペースとコラボレーションエリアとをゆるやかに分け、「出社したくなる」オフィスに
  • ポートにLUUPが並んだ際の見栄えも考慮した物件を選定

座席&会議室不足の解消のため、移転プロジェクトを始動

貴社についてご紹介ください。

西宮

弊社は『街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる』というミッションを掲げ、ポートからポートに移動できる電動マイクロモビリティのシェアリングサービスを展開している会社です。LUUPを使うことで、徒歩では遠い場所も駅前のように感じられるような社会をつくり、街全体の価値を上げる未来を目指しています。

オフィス移転プロジェクトでのお役割についてご紹介ください。

株式会社Luup 西宮さん

西宮

デザイングループのマネージャーを務めています。オフィス移転では代表と共にコンセプトを考え、そのコンセプトに沿ったレイアウトやスタイリング、家具選びを担当いたしました。

株式会社Luup 薬師寺さん

薬師寺

コーポレート部に所属しており、庶務・秘書業務に従事しています。オフィス移転に関しては、プロジェクトマネージャーを務めました。

株式会社Luup 寺田さん

寺田

人事として、採用活動や社内のコミュニケーション施策を担当しています。移転プロジェクトでは、従業員へのヒアリングを通して、新オフィスでのコミュニケーション施策づくり、働きやすい環境づくりに取り組みました。

貴社のこれまでのオフィス遍歴についてお聞かせください。

薬師寺

代表の自宅から始まり、お世話になっているVCのシェアオフィスを経て渋谷にオフィスを構えました。その後、WeWork新宿、秋葉原のセットアップオフィスを経て、今回の五反田新オフィスへと移転しました。会社として何度も移転を経験していますが、私たち3名が移転プロジェクトに携わったのは今回が初めてです。

今回の移転理由は何ですか?

薬師寺

オフィスのキャパシティが理由ですね。弊社はリモートワークも導入しているのですが、徐々に手狭になり、オフィスでの働きやすさを担保するために移転することになりました。移転を機に、コミュニケーションの活性化など、より働きやすい環境づくりにも取り組んでいます。

選んだのは「徒歩約10分」という絶妙な距離の物件

今回の物件は五反田駅から徒歩約10分と、少し駅から距離があります。これは貴社が掲げている『街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる』というミッションに関連する戦略だったのでしょうか。

薬師寺

そうですね。駅から離れたところにオフィスを構えたほうがミッションの体現につながると考え、意図的に選んだ形になります。駅からオフィスまでに距離があると、それだけ街の魅力を知るきっかけが増えるだろうという狙いがありました。

西宮

代表と条件を擦り合わせたときから「駅から遠いところを選ぼう」という条件は出ていましたね。弊社らしいユニークな条件だと思います。

寺田

秋葉原オフィスはたまたま駅から近かったこともあり、条件を聞いて「え?」と戸惑う気持ちも個人的にはありましたが(笑)、会社が目指すところから考えると自然な条件だと思います。

「駅から遠い」以外の条件の話も含め、物件選定について振り返っていただきたいです。

西宮

当然の条件として「座席数を確保できるだけの広さ」がありました。あとはLUUPのポートの設置ができることですね。

薬師寺

以前のオフィスの設置スペースは6台ほどのスペースだったのですが、今回は15台とかなり広くなりました。台数が増えたことで、従業員も通勤時に使いやすくなったのではないかと思います。また、駅から徒歩約10分という距離があるため、来社されるお客様もLUUPを使ってくださることがあるんですね。利便性を体験してもらいたいという意図もあったため、うれしく思っています。

HATARABA 西川

HB西川

弊社を含め数社から物件の提案を受けて内見もされていらっしゃるというお話でしたので、「これは物件勝負になるな」と思っていました。赤羽橋や目黒など、別エリアの物件もご案内しましたね。結果的にお選びいただいたこちらの物件は、駅からの距離だけではなく、ポートを設置した際の見栄えも良いと思ったことを覚えています。私自身がLUUPのヘビーユーザーなこともあり、御社らしさを体現できるオフィスづくりを叶えられてうれしいです。

薬師寺

内見は30、40件ほど行ったのではないかと思います。基本的には私が内見に行き、必要に応じて役員陣など、他のプロジェクト関係者も内見に行かせていただきました。また、内見時には、できるだけ主観を排除するよう意識していました。プロジェクトマネージャーとして客観的に判断したかったんです。この五反田の物件に決めたのは代表の判断です。最終決定まで、何度も内見させていただきましたね。

HB西川

一度、代表がおひとりで内見に来られたこともありましたね。

HB山田

知らない電話番号から電話がかかってきたら代表で、驚きました(笑)。「最後の判断のため、あらためて中を見たい」とおっしゃられて、すぐに手はずを整えました。

薬師寺

その節は柔軟にご対応いただきありがとうございました。それぐらい最後まで悩んでいたようで、突然「今から内見させてもらえるかな?」とまず私に連絡があったんです。「さすがに難しいと思いますよ」と伝えた上で山田さんの連絡先を共有したのですが、まさかすぐ対応していただけるとは……。本当にありがとうございました。

HATARABAさんのご対応でありがたかったのは、ポートの設置も込みでご提案いただけたことでした。設置台数の要望は特にお伝えしていなかったのですが、広ければ広いほどうれしかったため、想像以上のご提案をいただけたと感謝しています。

HATARABA 山田

HB山田

「ここしかないだろう」と思っていました。オーナーがポート設置に前向きでしたし、取れる面積も十分でしたし。ただ、懸念点は道路事情でした。ビルの前の道路が3車線で、五反田駅から来るときは特に問題ありませんが、駅まで向かうときは少し遠回りする必要があります。そのため、駅までの移動距離が少なく済むルートも合わせてご提案させていただきました。

HB西川

山田が繊細なところまで提案内容を詰めている裏で、私は条件面などを整えていきました。

薬師寺

9月からプロジェクトが始まり、10月ごろから物件探しが本格化したのですが、とにかく難航いたしまして。当初、居抜きやセットアップに絞って探していたこともあってか、なかなか条件に見合った物件を見つけられなかったのだと振り返っています。移転経験のないメンバーだらけで、わからないことばかりで時間がないと焦っていたため、「ここだ」と思える物件をご提案いただけて助かりました。

オフィス構築、内装作りに関するエピソードもお聞かせください。

西宮

オフィス空間を大きく切り分け、入口側にコラボレーションエリアを、奥側に集中スペース、フォーカスエリアを設け、コミュニケーションと集中作業とを両立できるオフィスレイアウトを意識しました。オフィスでやりたいことは黙々と作業することだけではないと思っています。

異なる使い方を両立させたい一方で、空間を完全に切り分けたくはありませんでした。作業しているなかで、ふと話したくなったら話せるという自然な流れを生み出したかったんですよね。わざわざ扉を開けて別の場所に移動しなければコラボレーションエリアに行けないとなると、会話量が減ってしまうと考えました。

寺田

コミュニケーションのきっかけをうまく作るために、コラボレーションエリアをもっと生かしたいと思い、オフィスコンビニや自販機を置くなど、ふとしたタイミングでコミュニケーションが生まれるような導線を用意したいですね。また、オフィスで定期的にランチを提供してコラボレーションスペースでコミュニケーション取ってもらうなど様々に施策を考えているところです。

従来から毎月、全社会議をしているのですが、その後に飲食できる場所としても活用できるなとも思っています。盛り上がりやすいスペースができたので、ここでイベントをやるなど、従業員を巻き込んだ施策を練りやすくなりました。

HB山田

会議室数はいかがですか?

薬師寺

前のオフィスが2部屋だったところから、6部屋とかなり数が増えました。収容人数も最大16名入れる会議室を作れたので、便利になりましたね。

出社率の目標値はあるのでしょうか。

薬師寺

目標値は特には定めていません。結果として上がったらいいなという感じですね。

寺田

「出社してください」と言って来てもらうことには意味がないというのが代表の価値観なんです。

これからも従業員が自然と「来たくなる」オフィスづくり&施策を

今後のオフィス戦略、展望についてお聞かせください。

薬師寺

リモートワークも引き続き導入しつつ、従業員が偶発的なコミュニケーションを取れる機会を大切にしたいため従業員前向きに出社したくなるオフィス作り、きっかけづくりをしていきたいです。

寺田

働き方を強制することでパフォーマンスを落としたくないというのが弊社の考えです。プライベートも大事にしつつ、生産性高く自分ナイズドした働き方をしてほしいなと。「月に1度は来てね」とは伝えていますが、「来ることがルール」には今後もしないでしょう。

ただ、リアルな場での偶発的なコミュニケーションは事業成長にとっても重要なので、人事としては出社してもらえるような施策を今後も仕掛けていきたいですね。オフィスのある五反田という街を知ってもらえるよう、シャッフルランチなど、街に繰り出せるコミュニケーション施策も考えていきたいです。

西宮

ポートの設置台数が増えたことで、LUUPを使って出勤する従業員が増えました。自社プロダクトを使う機会が増えれば、ユーザー目線での改善策も見えてくるでしょう。通勤時に「もっとこうなればいいのでは」と思い付いてくれる従業員が出てきたらいいなと思っています。

日常的にLUUPを使っている景色を生み出すことで、街の方々にもLUUPを知ってもらいたいですし、五反田で働く他社の人たちにも使ってもらえるとうれしいですね。

あらためて、株式会社HATARABAと営業担当の対応について、ご感想をお願いいたします。

薬師寺

今回の移転プロジェクトのなかでは、物件が決まるまでの期間が1番長かったこともあり、HATARABAのおふたりには長期間お世話になりました。情報力や対応のスピード感が本当に心強かったです。今後また移転の話が出てきましたら、ぜひよろしくお願いいたします。

会社概要

会社名
株式会社Luup
移転先
東京都品川区西五反田八丁目9番5号 FORECAST五反田WEST 7階
設立
2018年7月30日
移転後坪数
約220坪
企業URL
https://luup.sc/
取材
2025年5月

取材・文:卯岡 若菜 撮影:竹井 美砂子

オフィス構築・ご移転などに役立つ情報をまとめました お役立ち資料を見る
オフィスのことなら何でもご相談ください オフィスについて無料相談する

一覧に戻る

お客様に
「最高のオフィス移転体験」を

オフィスのことでお困りごとがあれば、
お気軽にご相談ください。

採用情報

株式会社HATARABAでは「人は財なり」の考えのもと、会社は第一に社員の為にあると考えて創業されました。
努力できる社員が報われる会社であり、社員の夢を実現できる会社でありたい。
そんなHATARABAで、働いてみませんか?

採用サイトはこちら

お問い合わせ

お客様に最高のオフィス移転体験を
無料相談・お問い合わせなどお気軽にご相談ください。

03-5464-1315

平日 9:00〜18:00

              お問い合わせフォーム

×
ページの一番上へ